知識・ガイド 読了 約7分
ノンフライヤーの電気代はいくら?機種別に1回あたりのコストを計算
※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています
目次
ノンフライヤーの購入を検討するとき、「電気代が高くなるのでは?」と気になる方は多いはずです。本記事では消費電力の基礎知識から、1回の調理にかかる電気代の具体的な計算方法、そして油代との経済比較まで整理します。
ノンフライヤーの消費電力の目安
市販されているノンフライヤーの消費電力は、おおむね 1,000W〜1,500W の範囲に集中しています。コンパクトモデルは1,000W前後、標準〜大容量モデルは1,200W〜1,500Wが主流です。
消費電力が高いほど加熱能力が強く、予熱時間が短縮されたり、食品をカリッと仕上げやすくなったりするメリットがあります。一方で同じ調理時間であれば電力消費量も増えます。
1回あたりの電気代を計算する
電気代は「消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電力量料金単価(円/kWh)」で求められます。ここでは電力量料金単価を 31円/kWh(2024年時点の全国平均に近い値)として計算します。
計算例
- 1,500W機種・20分使用:1.5kW × 0.333h × 31円 ≈ 15.5円
- 1,500W機種・15分使用:1.5kW × 0.25h × 31円 ≈ 11.6円
- 1,200W機種・20分使用:1.2kW × 0.333h × 31円 ≈ 12.4円
- 1,000W機種・20分使用:1.0kW × 0.333h × 31円 ≈ 10.3円
1回の調理にかかる電気代は、約10〜16円が目安です。毎日使用しても月300〜480円程度の電気代増加に留まります。
機種別消費電力の比較
主要メーカーの消費電力を一覧で確認できます。
| メーカー・シリーズ | 消費電力 | 容量の目安 | 20分あたりの電気代(31円/kWh) |
|---|---|---|---|
| COSORI(スタンダードモデル) | 1,500W | 3.8〜5L | 約15.5円 |
| Philips(アドバンスドXL) | 1,425W | 6.2L | 約14.7円 |
| 山善(YAF-C120など) | 1,000W | 1.2〜2L | 約10.3円 |
| アイリスオーヤマ(大容量モデル) | 1,200W | 3.2L | 約12.4円 |
| ティファール(アクティフライ) | 1,400W | 1.2〜1.5kg対応 | 約14.4円 |
※消費電力はメーカー公表値を参照。型番によって異なる場合があります。
小容量の山善モデルは省電力設計で、消費電力が1,000Wと低めです。一方でCOSORIやPhilipsの大容量モデルは1,400〜1,500Wですが、容量が大きい分まとめて調理できるため、1食あたりのコストは下がります。
ノンフライヤーのおすすめ機種はこちらで消費電力も含めて比較しています。
オーブンレンジ・IHコンロとの電気代比較
ノンフライヤーの電気代を他の調理器具と比較します。
オーブンレンジとの比較
電子レンジの「オーブン機能」の消費電力は一般的に 900〜1,000W ですが、庫内が広いため予熱に時間がかかります。予熱に10分かかるオーブンと比較すると、調理前のウォームアップコストも含めた実質的な電気代はオーブンの方が高くなりやすい傾向があります。
一方、ノンフライヤーは予熱時間が短く(多くのモデルで3〜5分程度)、調理時間も短縮されるケースが多いため、合計使用時間を短く抑えやすいのが特徴です。
IHコンロとの比較
IHコンロで揚げ物をする場合、消費電力は 1,200〜3,000W(設定によって変動)で、油を温度管理しながら調理します。揚げ物1バッチの調理時間が20〜30分かかると仮定すると、3,000W機種では 30.9〜46.4円 程度の電気代になります。IHコンロの揚げ物はノンフライヤーより電気代が高くなることが多いです。
油代との比較で考えるランニングコスト
揚げ物をIHや鍋で作る場合、揚げ油が必要です。
- 一般的なフライ(鶏むね1枚など):使用油量 300〜500ml
- サラダ油1Lあたりの価格(目安):約350〜500円
- 1回あたりの油代:約105〜250円
油は複数回使い回す家庭も多いですが、酸化リスクや廃油処理のコストも発生します。廃油処理剤や廃油コストを加味すると、1回あたりの油関連コストは 100〜150円 以上になるケースも少なくありません。
ノンフライヤーの1回あたり電気代(10〜16円)と比較すると、油代だけでノンフライヤーの電気代の6〜10倍以上のコストが発生していることになります。ランニングコストの観点では、油を使わないノンフライヤーが経済的に有利な場面が多いといえます。
ただし、ノンフライヤーには「食感が従来の揚げ物と異なる」といった点もあります。ノンフライヤーのデメリットも合わせて確認してください。
電気代を抑える使い方のポイント
予熱は短時間に留める
多くのノンフライヤーは、本体の温まりが早い構造です。長時間の予熱は電気代のムダになるため、メーカー推奨の予熱時間(3〜5分程度)を守るのが基本です。
まとめて調理する
複数バッチに分けて調理するより、1回で処理できる量をまとめる方が電気代効率が上がります。大容量モデルであれば家族分をまとめて調理できます。
冷凍食品はそのまま投入できるか確認する
機種によっては冷凍食品を解凍せずにそのまま調理できます。この場合、電子レンジでの解凍ステップが不要になり、トータルの電力消費を削減できます。
ノンフライヤーの仕組みも理解しておくと、効率的な使い方のヒントになります。
よくある質問
Q. 毎日使うと月の電気代はどれくらい増える?
1回15〜20分の調理を毎日行う場合、電気代の増加は月300〜480円程度です(1,500W機種・31円/kWh換算)。
Q. ノンフライヤーとオーブントースターの電気代はどちらが安い?
オーブントースターの消費電力は900〜1,300Wで、ノンフライヤーと同程度です。トースターはパンを焼く用途では2〜3分の使用で済むため、短時間調理なら電気代は低くなります。一方、揚げ物相当の加熱をトースターで行うには時間がかかるため、用途によって異なります。
Q. 省エネモードのある機種は節電になる?
一部の機種には低消費電力モードや温度設定の細かい調整機能があります。食品に合わせた適切な温度設定(必要以上に高温にしない)が、消費電力の節約につながります。